とうもろこし入りフード
キャットフードの原材料表示を見ると、とうもろこしが使われていることが多いですよね。
しかし、猫にはとうもろこしが有害だとする声もあります。
とうもろこし入りのキャットフードは、猫にどんな影響を及ぼすのでしょうか?
とうもろこしが猫に与える影響
とうもろこしは少量の摂取なら問題ありませんが、食べ過ぎると消化不良を起こし、下痢や便秘の原因となります。本来肉食である猫は、とうもろこしのような炭水化物や糖質を消化吸収する体のつくりにはなっていません。
それでも食べ続けると内臓に負担をかけ、老化が進み病気にもなりやすくなってしまいます。
■なぜキャットフードにとうもろこしが入っているのか?
猫がうまく消化吸収できないのに、なぜキャットフードにとうもろこしが入っているのでしょうか?その理由のひとつは、とうもろこしや大麦、小麦といった穀類はコストが非常に安いから。
安価なキャットフードほど、肉や魚のようなタンパク質はほんのわずかで、穀類でかさ増しされていることが多いのです。
そしてもうひとつの理由は、セルロースにあります。
セルロースとは食物繊維のことで、とうもろこしを含まないキャットフードにも配合されます。
食物繊維は水を含むと量が増え満足感を得られるため、便秘予防として使われるのです。
■アレルギーを起こすことも
しかし猫によってはアレルギーを起こすこともあり、特に穀類では反応が起きやすいとされています。
その上精製された穀類には中毒性があり、食べすぎて肥満を招くことも。
とうもろこしやセルロースにはいい面もありますが、やはり大量に摂るのは控えたほうが良さそうです。
現実的には、とうもろこしやコーンスターチを一切含まないキャットフードを選ぶというのは難しいかもしれません。
しかし肉や魚の良質なタンパク質が多く配合されたキャットフードを選ぶことで、必然的に穀類の割合を減らすことはできます。
原材料は配合量が多い順に明記されているので、目安にしてみてください。
穀物不使用のキャットフードについて参考にご覧ください。
とうもろこしは適切な量を守って
とうもろこしのような穀類は与えすぎることで猫の体に負担をかけてしまいます。あくまで主食には肉や魚などのタンパク質を与えてあげるようにしましょう。
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